回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは、リハビリを専門とする病棟です。
脳卒中、脊髄損傷、下肢の骨折等で急性期の医療を要する時期が終了しても、自宅復帰のために集中的なリハビリテーションが必要である患者さまに対して、従来の訓練室での機能訓練を実施するだけでなく、病棟生活全体を含めて高度なリハビリテーションを行い、在宅生活につなげていく病棟です。

退院後の自宅でのより質の高い生活の構築のために、病棟での歩行訓練や実生活に応じたトイレ動作、更衣動作訓練など活動性の向上を目指して多職種が連携して取り組みます。

対象となる患者さま

  • 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、脳腫瘍、脳炎、脊髄炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後の状態または義肢装着訓練を要する状態
  • 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または2肢以上の多発骨折の発症後または発症後の状態
  • 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態
  • 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態
  • 股関節または膝関節の置換術後の状態
  • 上記に準ずる状態の方

※一部、入院をお受けできない場合がございますので、詳細については当院までご相談ください。

設備の紹介

東西3階病棟及び西2階病棟(149床)が回復期リハビリテーション病棟です。
病室は特別室、個室、4人部屋がございます。各部屋の床面積は8.0平方メートル以上と広々としております。廊下は2.7メートルとなっていますのでお部屋や廊下での訓練も可能です。

4人部屋
食堂デイルーム
病棟廊下

リハビリテーション

当院では理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3部門があり、患者さま一人ひとりにあわせたリハビリテーションを行います。

理学療法
理学療法

理学療法士が日常生活の基礎となる基本動作、「起きる・立つ・座る・歩く」を中心とした運動を行います。

作業療法
作業療法

作業療法士が「食事・着替え・身だしなみ・トイレ・入浴」などの応用的な動作の向上と、『生きがいの質』の向上を目的に行います。

言語聴覚療法
言語聴覚療法

言語療法士が、声やことばの機能の障害や、聞こえの障害などがある方に対して、機能の維持と向上を図るために、言語練習・その他の練習、必要な検査や助言、指導などの援助を行います。

チーム医療の推進

チーム医療の推進

回復期リハビリテーション病棟では、毎月担当者間で会議を行い、患者さまの問題点や目標を確認し合い、共通目標をもって、チームでアプローチしていきます。