短期集中リハビリテーション入院

短期集中リハビリテーション入院

「生活のしやすさ」を、
もう一度、その手に。

短期集中リハビリテーション入院は、2~8週間という期間を定め、集中的にリハビリテーションを行うことで、生活の中の“できる動き”を増やし、ご自宅での生活の質を高めるための入院プログラムです。

最新の研究では、このような入院型の集中リハビリが、患者さんご本人の運動機能や生活の質(QOL)だけでなく、介護をされるご家族の負担を軽くする上でも良い影響があることが報告されています。

なぜ、入院型の集中リハビリが効果的なのか?

近年の研究によって、短期集中的な入院リハビリテーションには、主に以下のような効果が期待できることが分かってきています。

【効果①】
生活の質(QOL)の改善

4週間の集中リハビリテーションによって、パーキンソン病の患者さんの生活の質が改善し、その効果が退院後数ヶ月にわたって維持された、という研究報告があります。

【効果②】
運動機能・バランス能力の改善

運動症状やバランス、日常生活の動作が改善し、その効果が1年後も良好に維持されていた、という質の高い研究結果も出ています。

【効果③】
在宅生活を、より長く続ける力に

進行期の患者さんを対象とした研究では、集中リハビリテーションが「介護施設への入所」を遅らせる可能性があることも示唆されています。

当院の短期集中リハビリプログラム

私たちは、これらの研究で効果が示されている“組み合わせ型”のプログラムを、医師、看護師、薬剤師、そして理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といった多職種が連携し、お一人おひとりの状態に合わせてオーダーメイドで提供します。

入院後は、まず患者さん・ご家族と面談し、「できるようになりたい動き」という具体的な目標を共有。歩行やバランス、日常生活動作などを詳しく評価した上で、あなただけの最適なリハビリ計画を作成します。また、退院後の生活を見据え、ご自宅の環境調整に関するご相談も早期から行います。

歩行・バランス能力の向上

すくみ足や小刻み歩行を改善し、転倒を防ぐための実践的な練習を行います。

  • 練習例:歩幅を広げる、障害物をまたぐ、安全な方向転換 など

日常生活動作の改善

着替えやトイレ、入浴といった、実際の生活での“困りごと”に直結する動作を、よりスムーズに行えるよう練習します。

  • 練習例:ボタンのかけ外し、靴の着脱、浴槽をまたぐ動作 など

同時に2つのことを行う練習

「歩きながら話す」「料理をしながら考える」といった、日常生活で必要となる、より高度な能力の改善を目指します。

  • 練習例:歩きながら計算する、トレーを持ちながら歩く など

退院後も続く、自主練習の習慣づくり

入院は、ゴールではなくスタートです。ご自宅に帰られた後もご自身で続けられる運動メニューを一緒に考え、転びにくい住環境の整え方などもアドバイスします。

対象となる方

  • パーキンソン病で、在宅での活動量が低下している方
  • 日常生活動作(歩く、着替える、トイレなど)が不自由になってきた方
  • 転倒のリスクが高まっている方
  • リハビリテーションを集中的に行い、在宅生活の質を向上させたい方

※受け入れの可否は、お体の状態などを確認し、個別に判断させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。