脳卒中

脳卒中

もう一度「あなたらしい生活」へ。
脳卒中からの回復を、チームで支えます。

脳卒中は、ある日突然、当たり前だった日常を奪ってしまう病気です。
ご本人も、支えるご家族も、今は大きな不安の中にいらっしゃるかもしれません。

しかし、回復への道は、ここから始まります。
私たちの専門的な知見と技術、そして、お一人おひとりの症状に合わせたオーダーメイドのリハビリテーションで、脳に眠る素晴らしい回復力を最大限に引き出します。

「脳卒中」とは?

脳卒中とは、脳の血管のトラブルにより脳の細胞がダメージを受けてしまう病気の総称です。
主に3つのタイプがあります。

血管が「詰まる」タイプ
脳の血管が詰まり、血液が届かなくなった脳の細胞がダメージを受けます。

血管が「破れる」タイプ
脳の血管が破れて出血し、その血の塊が脳を圧迫してダメージを与えます。

血管の「こぶ」が破れるタイプ
脳の表面にある「くも膜」の下で出血し、広がった血液が脳全体を圧迫してダメージを与えます。

回復へのロードマップ

脳卒中のリハビリテーションは、できるだけ早く始めることが重要です。
当院では、患者さんの状態に合わせて、集中的なリハビリテーションを行う「回復期」を主に担当し、退院後の「生活期」までを見据えてサポートします。

運動機能は、特に発症から6ヶ月の間に大きく回復すると言われています。この大切な時期に、私たちは集中的なリハビリテーションで、あなたの回復を力強く後押しします。

当院の専門的リハビリテーション

あなたの「できるようになりたい」に応える、オーダーメイドのリハビリテーションを実施します。

お困りごと①:歩けるようになりたい

多くの患者さんの最大の目標である「歩行」の再獲得。持久力を高めるためのマシン運動や、麻痺した足を補助する装具を使った実践的な練習を、高い強度で繰り返し行います。歩きながら会話をするなど、実際の生活で転びにくい、応用的な歩行能力を目指します。

お困りごと②:腕や手が動くようになりたい

日常生活で欠かせない手の動き。「コップを持つ」「服のボタンをかける」など、意味のある動作を目標に、集中的な練習を行います。あえて麻痺した側の手を使わざるを得ない状況を作る「CI療法」や、筋肉に電気刺激を与える方法も組み合わせ、脳の回復を促します。

お困りごと③:言葉や記憶、注意力の問題(高次脳機能障害)

目には見えにくいですが、ご本人にとっては非常に辛い障害です。専門家である作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)が中心となり、お一人おひとりの症状に合わせて、オーダーメイドの訓練を行います。

  • 言葉の問題(失語症など): 絵カードやタブレットも使い、コミュニケーションを取る力を引き出します。
  • 注意が散漫になる(半側空間無視など): 視線を分析できる特別な機器を用いて評価し、意識的に注意を向ける練習などで改善を図ります。
  • 動作の手順がわからない(失行など): 一つ一つの動作を分解し、写真や動画も使って、正しい手順を再学習します。

退院後の生活も、しっかりサポート

退院はゴールではなく、新たな生活のスタートです。当院では、ご自宅に戻られた後も、訪問リハビリや通所リハビリといったサービスで、あなたの「自分らしい暮らし」を継続的にサポートします。